栄養・食事お役立ち情報

風邪のときの食事

参考:小児急性胃腸炎診療ガイドライン2017

発熱の場合

特別に食事制限はありませんが消化・吸収が落ち易くなります。

大人と同じで水分をよくとり、消化の悪いもの(脂質が多いもの、繊維質なもの)を避け、本人が食べ易いものを食べれる量与えましょう。

★離乳が完了していない場合
  • 離乳食は無理にあげなくても大丈夫(お休みして◎)
  • 初めてのものは与えないようにしましょう。
  • 母乳や育児用ミルクは通常通り飲ませましょう。
    水分摂取にもなります。

栄養補給ゼリーは??
大人向けに作られている商品のため特に小学生未満の子どもにとっては栄養が過剰な場合もあります。
医師等にすすめられない限り、一般的な食品がおすすめです。

嘔吐・下痢がある場合

嘔吐が収まるまでは水分補給を中心に行いましょう。嘔吐や脱水がおさまり、医師から指示が無ければ特別食事に制限は必要はありませんが脂っこいものや甘いものは控えた方がよいとされています。育児用ミルクを薄める必要もありません。

こどものおやつ

幼児期の肥満は要注意!

参考:幼児肥満ガイド

本来6歳前後に上昇する肥満度(BMI・カウプ指数)が、早期に上昇へ転じること(早期AR)は将来的な肥満や生活習慣病のリスクを高めると言われています。

将来的な肥満のリスクを高める(早期ARに繋がる)生活習慣例
  • 果汁ジュースや菓子類の過剰摂取
  • 1日2時間以上の不動時間(テレビやゲーム)
  • 睡眠時間が短い(1日10時間以下) など

3 歳健診の後は就学前まで身長/体重を計る機会があまりないため、家庭での体重測定も肥満の予防として大切です。 

年間で 3 ㎏を超える急速な体重増加は肥満の兆しとして捉え、食事・睡眠・遊び方などの生活を見直してみましょう。

おやつは「第4の食事」です

こどもは1回の食時量が少なく、3回の食事だけでは必要な栄養が補えない為、補食を取り入れます。

楽しみとしてのおやつも大切な一方で、おやつ=「お菓子」ではないことを忘れずに。

※上記は目安です。食事量に合わせて次の食事に影響がでない量にしましょう。

  • 食事のリズム形成のため、おやつの時間も決めましょう。
  • カルシウム豊富ですがエネルギーや脂質も多いため、肥満傾向の場合、牛乳は1日200ml(コップ1杯)程度が目安です。

こどもの好き嫌い

慣れることが大切です!

幼児期の好き嫌いは新たな食べ物への恐怖心も要因としてあり、2〜6 歳の間にピークとなります。

発達過程における正常な過程で、新しい食品にはゆっくりと繰り返し慣れさせていくことが必要です。

「食べないから」と子どもの嫌いな食品を避けず、遊びや食卓の中で嫌いな食材のことを知る機会をつくってあげれるといいですね。

色々な調理法を試してみましょう

子どもは咀嚼・嚥下機能が発達途中であったり、味の感じ方も違うため、大人と同じ調理方法では食べにくいことも。

「小さめ」「柔らかめ」を意識し、色々な味付け・見た目であげてみましょう。